近年のリモートワークや在宅ワークの増加に伴い、企業のセキュリティ問題がますます注視されています。
日本でも、ランサムウェアといった身代金要求型のウイルスを使用したサイバー攻撃が増えており、大企業だけでなく中小企業もセキュリティ対策を十分に行う必要があります。
社内PCを外に持ち出す機会も増えたため、企業や従業員はセキュリティに対する危機管理をより強く持たなければなりません。
サイバー攻撃を受けると、サーバやPCが動作しなくなったり、重要な顧客データを盗まれたりと、大きなリスクがあります。
今回は、セキュリティ対策の重要性やサイバー攻撃を受けた時に起こる問題点、おすすめのセキュリティ対策ツールを紹介していきます。
まずは、中小企業のセキュリティ対策の現状を見ていきましょう。
「経済産業省近畿経済産業局」が2020年の10月から11月にかけて、1,522社の中小企業に対して実施したサイバーセキュリティ対策のアンケート調査結果を参考にして説明していきます。
下記のグラフデータを見ると、およそ8割の中小企業がセキュリティ対策を実施しており、実施していない中小企業は1割という結果になっております。
引用:「令和 2 年度中小企業サイバーセキュリティ対策促進事業 (関西サイバーセキュリティ促進強化事業)」
続いて、セキュリティ対策を実施していないと回答した1割の中小企業が、なぜ実施しないのかについての理由を見ていきます。
回答結果として、以下6つの理由が挙げられました。(上から回答数が多い順)
①重要な情報を取り扱っていないから
②予算コストが確保できないから
③セキュリティ人材が不足しているから
④方法が分からないから
⑤その他
⑥無回答
引用:「令和 2 年度中小企業サイバーセキュリティ対策促進事業 (関西サイバーセキュリティ促進強化事業)」
次に、今回アンケート調査を行った1,522社に聞いた、これまでにセキュリティ攻撃を受けた事例について紹介していきます。
引用:「令和 2 年度中小企業サイバーセキュリティ対策促進事業 (関西サイバーセキュリティ促進強化事業)」
調査結果によると、セキュリティ(サイバー)攻撃を受けたことがない企業は1つもないことがわかります。
また、実際に業務への影響があった攻撃も「ウイルス添付メールの受信」が一番多い結果となっていました。
ここからは、中小企業のセキュリティ対策の重要性について説明していきます。
まずは、セキュリティ攻撃を受けた場合に発生しうる3つの問題について見ていきましょう。
①PCやサーバが使えなくなる可能性
②顧客や取引先との関係性悪化
③ブランドイメージの低下
冒頭でも述べたように、近年増加している身代金要求型ウイルスのランサムウェアにかかると、社内の一部ではなく全てのPCやサーバがロックされる危険性があります。
作業ができない上に金銭を要求されるため、非常に大きな問題です。
またセキュリティ攻撃を受けると、社内だけにとどまらず顧客や取引先まで不安にさせてしまい、その後の関係性に影響を及ぼす可能性があります。
仮に顧客データが盗まれてしまうと、自社サービスの利用をやめる人も少なくないでしょう。
セキュリティ攻撃を受けた企業は、世間的にもマイナスなイメージがつきやすいです。
企業の利益や事業存続にも強く影響しますので、いかにセキュリティ対策が重要かがわかります。
実際にセキュリティ攻撃を受けてしまうと、問題解決のための作業やいろいろな後処理を行う必要があります。
起きてしまったセキュリティ問題に対して技術的な対処をすることはもちろんですが、顧客や取引先に報告したり、原因追求や再発防止策を考えたりと、発生する処理は多岐に及びます。
さまざまな手間やコストがかかりますから、十分なセキュリティ対策を事前に行っておくべきです。
最後に、近年特に重要性が高まっている「エンドポイントセキュリティ」についてご紹介します。
そもそもエンドポイントとは、ネットワークに接続されているPC・スマートフォン・タブレットといった末端のエンドユーザーデバイスのことを指します。
エンドポイントセキュリティとは、サイバー攻撃からエンドポイントを保護するためのセキュリティ対策です。
中小企業の従来のセキュリティ対策においては、主に社内環境のサーバやデスクトップPCを保護できていれば問題ありませんでした。
しかし、リモートワークや在宅ワークの普及によって、従業員は自宅や外で仕事を行うことが多くなりました。持ち出したデバイスには多くの顧客データや企業情報が保存されていることがほとんどです。
社外のサーバやインターネットを利用することはセキュリティの危険性を伴うため、エンドポイントのセキュリティ対策がより注視されているのです。
エンドポイントのセキュリティ対策を行うことにより、サイバー攻撃による不正アクセスを防ぎ、安全にテレワークを推進することができます。
関心が高まっているエンドポイントセキュリティ対策ですが、実際に導入するとなるとどのツールを選べばいいのか迷いますよね。
今回おすすめしたいエンドポイントセキュリティ対策ツールは、「EXOセキュリティ」です。
「EXOセキュリティ」は、様々なセキュリティの脅威に対応することができ、運用も簡単なため、セキュリティ担当者が不在の企業でも導入が可能となっています。
主な特徴としては5つ挙げられます。
・AIとクラウド分析技術を活用したアンチマルウェア機能
・新種のランサムウェアでも安全に保護
・悪質なサイトへのアクセスを遮断、ブロック
・リモートワークのセキュリティ対策
・低価格で簡単に導入可能
この他にもたくさんの特徴があり、「EXOセキュリティ」はエンドポイントセキュリティ対策において必要な機能を十分に網羅しているためおすすめです。
今なら無料でお試しができますので、エンドポイントセキュリティ対策に関心のある方はぜひ試してみてください。
⇨法人向け総合エンドポイントセキュリティ「EXOセキュリティ」
今回は中小企業におけるセキュリティ対策の必要性やエンドポイントセキュリティについて紹介してきました。
増え続けるサイバー攻撃から顧客や企業情報を保護するために、企業にとってセキュリティ対策は最重要といっても過言ではないと思います。
その中でもテレワークの急増によって関心が高まっている「エンドポイントセキュリティ」に対しては、早めに対策を行っておきましょう。