2025.06.20.
ランサムウェアと対策について

ランサムウェアとは?
ランサムウェアは、感染したコンピュータ内のファイルを暗号化し、
復号と引き換えに身代金(ランサム)を要求するマルウェアの一種です。
企業や公共機関を狙った攻撃が急増しており、データの損失や業務停止など深刻な被害を引き起こします。
一般的なランサムウェア対策
- 定期的なバックアップ:オフラインまたはクラウドにデータを保存し、攻撃後の迅速な復旧が可能です。
- アンチウイルス/EDR導入:未知の脅威を検知・隔離するために、
- 最新のウイルス対策ソフトやEDR(Endpoint Detection and Response)を使用。
- OS・ソフトウェアのアップデート:脆弱性を悪用されないよう、常に最新状態に保ちます。
- 不審メールのフィルタリングと教育:メールを通じた感染が多いため、迷惑メールの遮断と従業員教育が不可欠。
- アクセス制御:最小限のアクセス権限でファイルを管理し、被害の拡大を防ぎます。
ランサムウェア被害の実例
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- データの暗号化・ロックによる業務停止:ランサムウェアに感染すると、ファイルやシステムが暗号化され、アクセスできなくなることがあります。これにより、業務に必要なデータにアクセスできなくなり、業務が停止する可能性があります。
- 情報漏洩: ランサムウェア攻撃によって、顧客情報や機密情報が流出する可能性があります。例えば、2024年6月には、KADOKAWAがランサムウェア攻撃を受け、25万人以上の個人情報や企業の機密情報が流出しました。
- 金銭的な被害: ランサムウェア攻撃者は、データを復旧するために身代金を要求します。身代金を支払ってもデータが復旧される保証はなく、金銭的な被害を受ける可能性があります。
- 業務停止による間接的な被害: 業務停止により、生産や出荷が遅延したり、サービス提供が中断されたりする可能性があります。また、顧客からの信頼を失うこともあります。
- 医療機関への影響: 医療機関がランサムウェア攻撃を受けると、患者の診療に支障が出たり、個人情報が流出する可能性があります。例えば、徳島県のつるぎ町立半田病院がランサムウェア攻撃を受け、電子カルテのシステムやバックアップ用データが暗号化された事例があります。
EXOセキュリティのランサムウェア対策機能
EXOセキュリティは、複数の層でランサムウェアに対抗する高度な防御機能を搭載しています:
- リアルタイムファイル監視:異常なファイル暗号化動作を検知し即時遮断
- ふるまい検知AI:既知・未知を問わず不審な動きを分析してブロック
- バックアップ保護:重要データの自動バックアップと攻撃からの保護機能
- ログとインシデント通知:管理者に即時通報し、初動対応を支援
さらに、EXOはAviraの高性能エンジンと組み合わせることで、軽量ながらも強固なランサムウェア対策を実現しています。中小企業から大企業まで、幅広い導入実績があります。