現代のサイバー攻撃は、もはやメールやUSBだけではありません。最も一般的な侵入経路の一つが Webアクセス です。悪意のあるWebサイトにアクセスした瞬間、マルウェアやスパイウェアが自動的にダウンロードされる「ドライブバイダウンロード攻撃」や、フィッシングサイトによる認証情報の詐取などが発生します。
たった一回のクリックが、企業全体の情報漏洩やシステム停止につながることもあります。特に従業員が知らずにアクセスしてしまうケースが多いため、ユーザー任せの対策だけでは限界があるのです。
以下のようなサイトは、攻撃のリスクが高い「疑わしいサイト」として知られています。
SSL証明書のないサイト(http接続)
ドメイン名が本物に似せてある(例: amaz0n.com)
急に警告音やポップアップが出るサイト
海外の無料動画サイト、違法ダウンロードサイト
フィッシングメールから誘導されたURL先のサイト
こうしたサイトはセキュリティソフトでの検出をすり抜ける工夫がされている場合もあり、アクセス自体をブロックするのが最も安全な対応となります。
社内PCへのマルウェア感染
ランサムウェアによる業務停止、ファイル暗号化
認証情報の漏洩
不正送金・情報抜き取り型マルウェア(Emotetなど)
サプライチェーンリスクの拡大
一人の誤操作が、企業全体の損害に発展するのがWebアクセス経由の攻撃の怖いところです。
従来のウイルス対策やファイアウォールでは、すべてのアクセスをカバーするのは困難です。そのため近年、URLフィルタリングやWebレピュテーション機能を活用して、「疑わしいサイトそのものにアクセスできない」環境構築が求められています。
特に中小企業では「セキュリティ担当者がいない」「教育の徹底が難しい」などの事情から、自動で安全なサイトだけにアクセスできる環境が最適解となりつつあります。
EXOセキュリティでは、ゼロトラストの考え方を取り入れたWeb保護機能を提供しています。主な特徴は以下の通りです。
AIで日々進化するURLの危険度をスコアリング
新たな攻撃ドメインも即座にブロック
業務に必要な安全なサイトはアクセス可能
従業員が疑わしいサイトにアクセスしようとすると即時遮断
その履歴は管理コンソールに記録され、アラートも送信
テレワーク中でも同様に保護されるクラウド型設計
SNS、ゲーム、ギャンブル、アダルトなどのカテゴリ制御
時間帯制限や役職別制限も可能
柔軟にビジネスニーズに対応
1. 人間の判断に依存しないセキュリティ制御が可能
2. セキュリティ教育コストの削減
3. テレワーク環境でも統一されたアクセス管理
4. 既存のアンチウイルスやファイアウォールと併用可能
5. 中小企業〜大企業までスケーラブルに対応可能なSaaS型設計
疑わしいWebサイトへのアクセスは、現在の企業セキュリティにおいて最も見過ごされやすく、かつリスクの高い部分です。これを技術的に遮断することは、企業防御の最前線と言えるでしょう。
EXOセキュリティは、Webアクセスの安全性を高めるだけでなく、組織全体のサイバー耐性を高めるための最適なソリューションを提供しています。
セキュリティ事故を未然に防ぐためにも、ぜひ導入を検討してみてください。